生涯研修に参加しました~税理士法上の主な責任と義務~特例事業承継税制の落とし穴

7月23日研修風景

研修会の様子です。

 梅雨に入り、蒸し暑い毎日がつづいております。私は、先日カタツムリを六本松で発見しました。子供の時分以降見ていないような気がしますが、この現代社会にも慎ましく生息している様を見て嬉しい気分になりました。

 さて、本日税理士会主催の研修へ参加して参りました。テーマは、「転ばぬ先の杖~税理士法上の主な責任と義務~」と「特例事業承継の落とし穴」についてでございました。

「転ばぬ先の杖~税理士法上の主な責任と義務~」

 内容としては、税理士の一般的な義務に始まり、業務遂行上の義務や懲戒処分のについてを具体的事例を交え、説明されるというものでした。

 奇しくも、昨日は、吉本興業の社長が記者会見をしたその日ですが、近年のコンプライアンスやガバナン強化の流れは、当税理士業界にも及んでいると強く認識致しました。

 日々の業務について税理士の職務を強く意識すべきだと感じた一方で、以下のように思います。

 税理士業務においては、その実務を行う者にしか分かり得ない独特の緊張感が終始付き纏います。

 その緊張感の正体は、そこにあるリアルな取引と条文などのような規程との狭間であると推察します。

 その狭間をどのように学問的に整理するか、これが税理士業務の本質であると考えます。

不確かさについて、合理的・総合的判断の中で結論を導くのが税理士業の本質であるところ、その結果に対する責任については、自身が重く受け止めるのは当然としても、その一方で、制度的な束縛を強めすぎるのは自由な取引環境の阻害要因ともなり得るのではないでしょうか。

 とりわけ不埒な動機に基づく判断は、防止されるべきですが、真摯・誠実な取組に対しての責任追及は、慎重さが求めれれると考えます。近年のコンプライアンス強化によって、市井の税理士が、すべての論点において保守的な判断を行うきらいがあり、これは結果として、各事業体の自由闊達な取引を遮ってしまう方向へ進むでしょう。時代がそうさせるのか、世知辛い世の中とならぬような弾力的な制度運用を望むばかりです。

「特例事業承継の落とし穴」

こちらのテーマについては、比較的制度内容に重点がおかれた研修です。

事業承継については、先だって当HP上でも、個別のページ「相続・事業承継研究」を設けた上で研究しています。今回の研修内容については、折をみて記事にできたらと思います。

 さて、実際事業承継税制については上記の通りとして、自身が目下「事業承継」の最中の当事者として存在する訳ですが、これが中々に感慨深いものがございます。

 最も感じる点は「事業承継」自体の困難さです。自身が当事者となることでまざまざと感じます。特に、この会計・税務という業種について言えば、ビジネスの要素であるヒト・モノ・カネのうち、「ヒト」に関する比重が大きいのですが、その中でもコアは属人的な「ノウハウ」「技術」であり、その承継が最上の命題です。

 個人固有の属性において、それぞれのテクニックや知識があり、如何に効果的に取り組むか、それには間違いなくマニュアルは存在しません。ここをどのように行うか、面白くありますが、不安もございます。

 仕組化して属人性を排除するマニュアル化・組織画一的な承継方法もあると思います。しかしながら、この税理士業について言えば、属人的なスキルであればあるほど、クライアントへの貢献が大きいという信念がございます。

 事業承継の関わりを喧伝する業者は数多存在しますが、その内実を経験せずには、心底からのコンサルティングは成し得ないと思います。

共感される同志については、一報を願うばかりです。

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